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1950年から2020年までの70年間の映画の興行収入推移を調べてみた

1950年からの映画の興行収入推移はどんな感じだと思いますか?

イメージだと人工増加に伴って上がっていき、1980、1990ぐらいをピークに下がってきてたまにヒット作品だけが興行収入があったりするのではという勝手な想像をしていました。

先日記事にした、映画が上映されてから販売/レンタルされるまでの速さについての原因の確証は得られませんでした。
だが、いくら早くなったとしても減ってはいるだろうけど映画という娯楽の興行収入はそこまで減っていないように思えた。
たとえばジェームズキャメロンさん監督のアバター(2009年)、タイタニック(1997年)の記録を塗り替える映画はそうは出ないだろうと言われていたが、2019年公開のMarvelのアベンジャーズ/エンドゲームは世界興行収入1位になったのでその歴史を塗り替えた事も新しい。ヒット作品だけは興行収入があるだろうと思っていた。記録は塗り替える為にあるとは思っているが調べてみると驚いた。

wikipediaより世界歴代興行収入

1 2019 アベンジャーズ/エンドゲーム 2.797.800.564
2 2009 アバター 2.789.679.794
3 1997 タイタニック 2.187.463.944
4 2015 スター・ウォーズ/フォースの覚醒 2.068.223.624
5 2018 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 2.048.359.754
6 2015 ジュラシック・ワールド 1.668.984.926
7 2019 ライオン・キング(2019年版) 1.602.286.738
8 2012 アベンジャーズ 1.519.557.910
9 2015 ワイルド・スピード SKY MISSION 1.515.047.671
10 2015 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン 1.405.035.767

なんとなくだがその年の話題作の収入はそはそれほど変化は無いだろうとタカを括っていたが上の数値にあるようにむしろ年々増えていたのである。
タイタニック以外はすべて2000年代のものなので調べてみると驚きだった。

こうなると、では過去の年別の興行収入が無いか調べてみたが、年別の1位の興行収入のみしか調べられなかったが抜粋して流れを記載したいと思う。

wikipediaより年別の最高興行収入第1位

1950 シンデレラ 85.000.000
1951 クォ・ヴァディス 30.000.000
1952 これがシネラマだ 41.600.000

1980 スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲 538.375.067
1981 レイダース/失われたアーク《聖櫃》 384.100.000
1982 E.T. 792.910.554

2000 M:I-2 546.388.105
2001 ハリー・ポッターと賢者の石 974.755.371
2002 ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 926.047.111

2017 スター・ウォーズ/最後のジェダイ 1.320.351.780
2018 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 2.048.359.754
2019 アベンジャーズ/エンドゲーム 2.797.800.564

 

調査した結果

wikiを鵜呑みにした前提の話にはなってしまうが、
年別の最高興行収入の抜粋を見てもずっと右肩上がりである。1951年と2001年を比較すると32.5倍の収益になっている。
近年は販売/レンタルが昔に比べて早くなっているにも関わらず20年前に比べても映画館に足を運ぶ人が多いという事がわかった。以前の記事にも記載したが、昔の日本は映画館が入れ替え制ではなかったので一日中映画館に居座る事が日本の映画館では出来た。

シネマコンプレックやミニシアター施設では1998年から導入されはじめて一気にではなく、徐々に採用されていった様子です。1997年のタイタニックは入れ替え性ではなく立ち見で地獄を見た事がある。

海外の映画館はどうだったのだろうかと調べてみたが検索力不足で確かな情報をキャッチする事は出来なかった。
とはいえ、回転率を上げたとしても右肩上がりで人気作品の収入が上がってきているのにはきっとわけがあるのかもしれない。
たとえば世界的な高齢化や国際化によるものだったりするのだろうか。
映画自体のクオリティーがデジタル化により飛躍的に上がった事も関係無くはないだろうがそこまで劇的にあがるのだろうか。

趣味趣向は多様性を極めている時代で、趣味に使うのは人それぞれ。
先日記事にしたキャッツの修正パッチで映画業界のさらなる手法が広がりを見せる可能性のある中、4DX以上の技術/演出などでさらなるエンタメ性が強くなりヒット作品が興行収入を見込める時代へと突入するのかもしれないと思う。

 

MarvelはDisny傘下の会社である。アベンジャーズシリーズがひと段落して、ディズニープラスのオリジナルドラマも含めてフェーズ4に入っている中、フェーズ5、フェーズ6の情報も出てきている中で歴代興行収入の1~10位のすべてがMarvel作品になるのもなんら不思議ではないしその可能性は満ちているように思える。

きっと、AIでは映画を作る事というのはいまいまの時点では難しいのではないかと思う。まったくもって意味不明で摩訶不思議なものを「芸術」として扱ってしまうのであればAIが作成した場合も映画としては成立してしまう場合もあるが。
これからシンギュラリティーに突入すればまた別だとは思う。約20年後の映画業界はどうなってしまっているのだろうか。
どのような事になっていても、変わらない事はあるよう思うのは自分はその時になってもきっと映画ファンであり続けているのだろうとは思っている。

斯くして、映画は最高のエンタメなのも千里の道も一歩から。

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