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【映画レビュー】ブラッドショット

ヴィン・ディーゼル(Vin Diesel)さんが演じる主人公のレイ。ブラッドショット(Bloodshot)。
youtubeで予告編を見てずっと見たかった作品でしたがやっと上映されたので見ました。

アメコミのヴァリアント・コミックスのBloodshotの実写版が本作品になります。

以下はネタバレしておりますので注意が必要です

 

物語は人の救出作戦からはじまる。
救出作成を無事に成功させて無事に基地に帰る。そこで迎えに来た妻にあう。妻の名はジーナ。
イタリアのアマルフィに休暇しにきた。
そこに謎の人間たちがやってくる。薬で眠らされて拉致された。
大きな肉がぶらさがっている冷凍庫が監禁場所。相手の名はマーティン・アックス。
前回の任務だった奪還は誰の差し金だと言ってくる。答えないでいると、妻のジーナも現れた。レイは誰かはわからないが指示があったとだけしか回答出来ないというと目の前でジーナが殺されてしまった。そしてレイ自身も銃で撃たれてしまった。

 

シーンはかわりコードに繋がれたベッドの上。目を覚ました。
ここはライジング・スピリット・テクノロジーズ(RST)だった。エミール・ハーティング博士とそしてKT。

レイ自身は名前を聞かれると覚えていない。名前どころか何も覚えていない。この事について過去は機密扱いなのでというはぐらかされた。他にも傷ついた軍人が修復されていて足を無くしてしまった人には機械の足といった感じで改造がされていた。これは現代のトランスヒューマニズムなので新しくは無いが超人のレベルではある。

死人から生き返ったという事を教えられ、今までにない力を持っていて生まれ変わったとも告げられる。今までに無い力とは再生能力がある事を説明。だが、この能力はレイしか持っていないのだそうだ。この再生をしているのはナノ生物。通称でナナイトと呼ばれる生物。
そのナノ生物が血液の中にいるのではなくナノテクノロジー自体がレイの血液となっている。その為エネルギーが必要になる。

KTと話していると最後に殺された時を思い出し、妻のジーナが目の前で殺された事や相手、そして自分が誰かを思い出した。

ナナイトのおかげでインターネットに接続する事ができ、さらには本来は見る事が出来ないようなサイトにまでアクセスが出来るようになった。レイは復讐の為にマーティンアックスを探しに行く。飛行機の運転もググる事で操縦まで出来てしまう。
強くなり過ぎていたレイはすぐに敵を葬ることが出来た。再生能力に加えて、軍で鍛え上げられた戦闘能力がもとからあったからだ。そしてRSTに戻ってきた。

 

ここでこの物語がわかるようになる。毎回記憶のリセットがされていてレイはいいように扱われているだけだった。
人の救出作戦や休暇中に拉致されて妻が殺されその復讐に行くという事が1連のループで起きている事だった。
この物語自体がRSTによって意図して作られたレイの記憶だったからだ。再生能力自体は与えられているのは本当の事なのだが、復讐しに行く相手を毎回変更して物語や物を少し変更したりしている。
RST側が消したい人間を復讐相手に設定する事で、目覚めたレイが復讐しに行くという操られた人間の物語という事がわかる。
そしてこの作られた物語にいち早く不信感を持っているのがKT。KTもまた呼吸に問題があってRSTとの契約で呼吸をサポートしてくれる機器を取り付けている。それが無いと呼吸が出来なくなる。レイはまだ実験段階の状態なので毎回記憶を消して任務を行いナナイトの人体実験とされている。ナナイトが正常だと判断されたらこのテクノロジーを闇マーケットで売りその人をサポートするという事をハーティングは企んでいた。そしてその時にはレイを消すつもりの様子だった。

 

いつものようにループによる物語をこなしていると電磁波により停電がおきた。血液はナナイトなので気絶して応答しなくなった。そして、電気ショックによりウィルフレッド・ウィガンズに起こされる。ここでレイは復讐する男が毎回別の男だった事に気付く。RSTのハーティングに利用されていた事に気付いたのだった。

そこで目覚めては復讐ばかりしていたが別の行動をとる事にする。妻のジーナを探しに行く事にする。RST側もレイを追跡し始める。そしてジーナに合う。そこではジーナは別の暮らしをして家族を持っていた。ジーナが妻という事自体も作られた記憶という事に気付かされた。レイからすると最近の出来事でも他の人には5年の月日が経過していた事を知る。ジーナからもう会いにこないでと言われてしまう。

 

そして、RST側の人間に襲われて戦う事になりレイはRSTとハーティングを終わらせる事を誓うがRSTに囚われてしまう。
が、RST側のKTはハーティングのやり方に以前から不信感を持っていた。ウィルフレッド・ウィガンズが外部からアクセスできるように動きレイを助けるが追われる身となってしまう。
RST側との激しい戦闘の末ハーティングを追い詰める。最終的にハーティングを倒す時に自らも一緒に爆弾で吹き飛んでしまった。

シーンは変わりキャンピングカーの中、そして再び目覚める。そこにはウィルフレッド・ウィガンズ。
再生したレイはウィガンズを覚えていて今までの事も覚えていた。そこにはKTもいてこれからは
自分で選択して生きていく事になると。

レイ、ウィガンズ、KTの3人はこれからどこに向かうか行先も決めぬまま車を走らせてエンディングとなる。

 

感想

血液自体がナノテクノロジーで傷ついた細胞を修復するナナイト。血液自体までいかなくても、こういったテクノロジーは近未来であるのかもしれないと思っているので映画により引き込まれました。だがこういった再生能力については色々な映画でもあるような気もするし、アメコミでもウルヴァリンやデッドプールもいたりするので目新しさはない。

詳しい事は今はまだ書いていないが2対1のビルでの戦闘シーンは迫力があり、一番の戦闘シーンの見せ場だった。映像がとてもよくて気持ちが入り込んだ。これはDVDが出たらよく観察してみたい部分だと思いました。

この作品の終わり方からすると2作目を作れる内容になってはいるがそこは大人の事情もあったりするのだろう。
こういった作品はきっと2作品目はもっと面白くなるような気もするし見てみたい願望がある。もしくはKT単体映画。理由は、この映画で一番良かったのはKT役のエイザ・ゴンザレス(Eiza González)さんを知れた事だからだ。

スタントさんを使用しているかもしれないが白い上着での格闘シーンが良かった。スタントさんを使用していないのであれば尚更アクション系の映画にも出演して頂きたいと思う次第である。ブラックウィンドゥ役も似合っただろうとは思う。もちろん自分の好みも関係しているのかもしれないがKT単体はブラックウィンドゥ単体よりも何倍も見たい気持ちがある。スタイルや顔が抜群に良いのもあり今後も人気が出そうな女優さんなので注目していきたいです。

日本では5月29日にイオン系映画館で上映され始めたばかりのブラッドショット。
ですが、すでにデジタル配信は6月17日、blu-ray/DVDは7月8日にリリース予定となっているので家庭でももう少しで楽しむ事が出来るようになります。好みの問題もありますが映画館で見るのが好きなので個人的には映画館でも楽しんで良かったと思っています。

斯くして、自由から何者になるのかも千里の道も一歩から。

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