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【レビュー】9月23日に池袋シネマロサにてグリーンバレットを観てきた(舞台挨拶回付)

阪元裕吾監督の最強殺し屋伝説国岡のスピンオフ作品のグリーンバレット。
その為、殺し屋という職業?が成立している社会設定。前作では関西殺し屋協会からフリー契約の国岡を紹介された阪元がドキュメンタリーをとったという作風でもある。

本作のグリーンバレットの舞台挨拶回の上映があるのを知り狙っていた上映回なのであるが、無事に座席を取得する事が出来たので池袋シネマロサに行ってきたのでそのレビューとなる。

映画の感想、および、舞台挨拶の内容も覚えている限りで記載します。
※ただし、記憶での記載となる為に間違いがある可能性もありますのでご注意ください。

よって、記事の途中からはネタバレするので自己責任において読み進めるようにお願いします。

 

あらすじ

殺し屋を目指す6人の女性達がインストラクターを務める国岡の合宿に参加する。とある事により凶悪グループのフォックスハンターとバトルになる。

 

キャスト

■殺し屋インストラクター
国岡昌幸:伊能昌幸さん
真中卓也:松本卓也さん
浜辺悠仁:板尾創路さん

 

■殺し屋見習い
山田ふみか:和泉芳怜さん
今井美香:山岡雅弥さん
神里はるか:天野ききさん
東雲唯:辻優衣さん
鹿目梨紗:大島璃乃さん
沖田響:内藤花恋さん

 

■国岡ドキュメンタリー撮影班
阪元裕吾:阪元裕吾さん
大坂健太:大坂健太さん

■とある実習体の調達
浜辺姫奈(浜辺悠仁の娘):沢口愛華さん

 

■殺し屋斡旋会社(見習いも取り研修に送り出す)
市瀬充:碕理人さん

■フォックスハンターリーダー
双葉克茂:中村龍介さん

 

ここから先はネタバレも含まれるので自己責任おいて読み進めてください。未視聴の場合は特に注意が必要です。

 

感想

前作の最強殺し屋伝説国岡がダークウェブで流れたという設定で殺し屋に憧れる人が現れて殺し屋志望、家系が殺し屋でサラブレットだが落ちこぼれで別の組織にというのも面白いアイデアだと思った。

かつては協会に所属して活動していたが、辞めるとどこにも属していないが殺しが出来る技能を持ったのがいる。それを劇中では「野良」と表現していた。

もしこういった社会があったら当然「野良」は出てくるだろうと思うので怖い。それがグループを成してめちゃくちゃにやってるのがフォックスハンターというグループ。ターゲットは一般の素人で拉致して山に放ち、それをフォックスハンターが狩るという悪趣味のゲームをしているだけでなく、それを撮影して配信したりしている(これは恐らくダークウェブ上でだと思われる)
この設定も実際にはありそうな世界だなと感じた。

市瀬から依頼を受けて国岡、真中が殺し屋インストラクターとなり、浜辺の所有する山奥で合宿をするのだがこの合宿内容が銃、ナイフ、格闘術、フィールド実習の科目があり見習い6人がそれぞれで得意、不得意があるのが明白しているのがリアリティーがあって良い。

実際に浜辺の娘の姫奈が実習用の生きている人間6人を"調達してきて"見習い6人に殺しの実習をさせるのを淡々とやっているのが、殺し屋という職業が存在しているというリアリティさを演出しているなと感じた。

大坂健太さんのダメ出しキャラが面白い。言い過ぎたと反省を言葉にはするのだが、どこかで真中を見下しているので35点と言ってみたり。国岡に対しても自分の思う殺し屋としての活躍ではない時には容赦なく無感情でものを言うが、それにたいしての真中、国岡の返しもまた面白く若い人の飲み会のそれに見えなくもないが面白い。

数日間の合宿で合格者0なのであるが、合宿所に現れた市瀬の偉そうな態度を気に食わなく思う見習いが殺害してしまう。そこで判明するのが、実は市瀬はフォックスハンターの一員でその光景が配信されていたために、フォックスハンターから目をつけられてバトルに発生してしまい殺し合いが始まるというアイデアも良かった。そこで実践を経験して生き残る事で殺し屋として成長させるという阪元裕吾さんの脚本意図なのだろうとは思うのだが観ている側としては十分納得出来る内容だった。

また、この見習い6人は2人を除いてはみんな知らない人同士で殺し屋に憧れるぐらいなのでみんな個性が強く仲良しではない。それもフォックスハンターのバトルを経験する事で仲間意識も芽生えさせたという脚本も見事だと思う。

今後続くと予想される国岡シリーズに登場する6人のチームとしても、各キャラ単体だとしてもサブキャラとして作りとしても成功しているだろう。キャラの人気が出ればそこからまた派生させて単独映画やそちらの路線でのストーリー展開というのも出来るはずなので長期的な戦略としても考えての事なのだろうと感じた。

 

舞台挨拶内容

阪元監督から続編の物語はだいたい出来ているので作りたいと思っている

Tシャツが3種類9/30より各劇場にて販売される
ただ、販売されるだけではなく売上勝負をする事になったので結果も報告

10/1になんかのイベントをやる。まだ決まっていない。
これは恐らく9/30からのTシャツ競走販売、映画の最強殺し屋伝説国岡、グリーンバレット、Blu-rayのみの最強殺し屋伝説国岡外伝国岡ツアーズ大阪編〜蘇る金のドラゴンなにわアサシンの逆襲〜の三作同時上映が絡んでいるのだろう。なお、三作上映はシネマロサさんのみの可能性が高い。その事を記事にしているサイト様

劇中の鹿目梨紗(大島璃乃さん)の相談から恋愛を意識した国岡が気持ち悪いとSNSで言われている事に伊能さんがほんとにショックを受けた事

伊能さんが自前のピアスを褒めてもらったのが嬉しい

Tシャツ販売、売り上げ対決について内藤花恋さんが「監督を応援しています」と言ってしまい、伊能さんに「Tシャツは国岡、大阪、真中の3つしかない。話聞いてへんな」というツッコミがあり会場が沸いた

ラスボスを倒すシーンで鹿目梨紗が銃を構えるカットに一番早く手を添える役に沖田響がある。これは劇中では今まで仲良くはなく、いや、むしろあまり良い関係ではなかったが仲間意識が芽生えてグッとくるシーンというカットでSNSでも人気があるらしい。
しかし、このシーンはもともと脚本にはあったものの当日の撮影スケジュールと日が落ちる関係で阪元監督は削除しようと判断した。しかし、大島璃乃さんがこの作品で唯一で阪元監督に意見して「このシーンは沖田響が初めにきて手を添えるシーンは絶対にあった方が良い」と阪元監督に直訴して急いで撮影したカットとなる。だが、結果的にはこのカットがネット上で評判が良くて大島璃乃さんの意見に作品が救われたので感謝しているという阪元監督の話があった。

阪元監督はグリーンバレット2では鹿目梨紗は忍者に弟子入りをさせて、火遁の術とか忍者の技も扱えるようにしているキャラ設定であるという事を構想中との事

内藤花恋さんが9月21日に20歳の誕生日で舞台挨拶中に大島璃乃さんから花束を贈呈した

大島璃乃さんはアクション監督から「シャドー・オブ・ナイト」のカットを何度もを見せられていたが当日そのカットが無くなって「なんだったんだ」と思ったとの事。会場がちょっと沸いた。

国岡のラストバトルについて。阪元監督から見習い6人も写りこむカットの為に国岡のラストバトルを観ていてどうだった?との質問に対して大島璃乃さんは「寒かったけどガン見していた」と回答。伊能さんからは「それは気付いたので、あれでも出来るだけ早くカットを終わらせるつもりで頑張った」と言っていた。会場がちょっと沸いた。

※記憶での記載となるので、言葉のニュアンスをはじめ、内容にも間違いがある可能性もありますのでご留意ください

 

舞台挨拶での話は主にこのような感じだった。
舞台挨拶も終わり退場しようとすると、通路にキャストさん、監督さん、恐らく映画関係者の皆さんがお客を見送りしてくれた。こういったファンサービスはコアなファンには喜ばれるだろう。かくいう自分も話かける事はしなかったが間近で拝見する事が出来てとても満足だった。

今後も国岡シリーズは続いていくと思うが、さらに人気が出るコンテンツだろうと思う。
グリーンバレット公式HPはこちら

斯くして、仲間を作るのが大事なのも千里の道も一歩から。

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