Akiraブログ

人生はぐるぐる

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優しさと行動力

今日の記事は以下Twitterでツイートするまでの経緯の話である。

先週の金曜日に体調を悪くした。
※現在は一週間経ちやっと8割方回復出来たと思っている。

その時は吐き気がひどく、平衡感覚がおかしくなって行くのがわかった。
もう一つ上のステージになるとさらには手足が痺れるという事があるのだがその症状はすぐに訪れる事となった。

 

この症状になるとまずまともに歩く事も、考えて行動する事は出来なくなる。
どうすれば良いかは単純で横になって休むしかないのである。
すぐにまわりを見渡しお店を見つける事を優先としなければならなかった。
ここではもう身体から危険信号がビンビンと出ているので、それ以外がまったくわからなくなるのである。

この時は仕事の帰りだった。
そう、バッグを持っていたのである。

中には財布や、ビルの入館証や会社IDカードなどが入っていた。
財布はお金こそ大してないが銀行カードが入っている。
会社のIDカードを無くしてはセキュリティー意識の低い人と思われてしまうのは必然だ。このようにバッグには無くしてしまうと大変な事になる物が入っているのである。

このように書くともうお分かり頂いたかもしれない。
バッグを持っていた事すらもわからなくなってしまい移動を始めてしまったようなのである。

 

場所は渋谷。109前の道、道玄坂へ向かう道と言えばわかる方もいるかもしれない。
言わずもがな、人はたくさん行き交っているので何が起きてもおかしくはないだろう。
世の中色々な人がいるからである。
そう、世の中には人を攻撃する人もいれば、そうでない人もいるのである。

「ちょっと、にいさん、にいさん」
後ろから声を変えられて身体を振り替りさせられるとそこには女性がいた。

その時の自分はきっと生気の無い顔や返事をしてしまった事だろうと今では思うのだが、
事態はそれどころではない状態だったのである。

その女性は自分のバックを持っていた。
「置いて行ったよ」とだけ言うと渡してくれたので受け取った。
そこではちゃんとお礼は言えただろうか。と今になっては心配になるが後の祭りである。

 

そしてなんとか喫茶店に入り、その女性が渡してくれた自分のバックから財布を取り出し、適当にドリンクを頼み椅子に座る事が出来た。
その経緯があっての以下Twitterである。

自分がバックを持っていているのを見ていて、そのバックを置いて歩いて行ったのも見て、それをただ見ているだけではなく、バックを持って追いかけてきて声をかける。この勇気と行動力はなかなかやろうと思っても出来ないように思える。
女性がいなければ、もしかしたら倒れていたかもしれないし、どうなっていたのかは考えたくもない。
その女性にはただただ感謝しかない。

何が言いたいかというと、人は優しく世界は美しいという事である。

 

自分が患いがあるのは幼少の時から発動していて自分を悲しい人だと思っていた時期も長い。つまり自己憐憫である。

年齢を重ねるにつれて、もっと言うとインターネットが爆発的に普及し、
色々な情報を得る事が出来、SNSでは気軽に情報を交換出来る時代にいる。
それにより自己憐憫は低くなったように思える。
だが決して誤解して欲しくないのは、その患いに上下をつけているわけではない。
辛いものは辛いもの。ただそれだけである。

 

自分も人に優しくいられる人間でいたいと思っている。
パーフェクヒューマンでは無く、また、患いのある個性の人間として。
上下の無い優しく美しい世界へ。

斯くして、優しさと心強さを兼ねそろえるのも千里の道も一歩から。

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