Akiraブログ

人生はぐるぐる

映画

トパーズを見た感想

村上龍さんの小説トパーズを映画化したものである。
たぶん20年ぐらい前に小説で読んだきりだったが、近所のTSUTAYAに映画が置いてあったので手に取りレンタルしてみた。

SMの話がメインだった記憶がしているが、ほぼほぼ覚えていなかった。
本記事は映画のトパーズのレビューであるので小説のトパーズとは別という事を予めご了承願いたい。
そして本映画は村上龍さんの小説トパーズを映画化したものではあるが「≠」である。
つまり、「似て非なるもの」と個人的には思っている。

 

まとめると、SM譲が今の日常から抜け出し幸福になりたいと思っていた。
変わりたいと思う気持ちを持っているが、過去の恋人を思う気持ちを払拭して新たな気持ちで生きる事を決意する。
少し乱暴なざっくりとしたまとめだが要点はついているはずだ。

こういう内容の映画になっている。

たまたまみかけた女性占い師に占ってもらうと、占い師から幸福になるためには3つ果たさなけらばならない事がある。と告げられた。

1つ目はテレビの下に電話帳を置く
2つ目は東の方にある美術館にはいってはいけない
3つ目は桃色の宝石を見つけて中指につけること

上記の3つを達成する事で幸せになれると神様が言っている。
それを「出来るのか?」と言われて主人公のアイは「出来ます」と答える。

そして、宝石店で桃色の宝石だとトパーズをいかが?と勧められてそのままピンクトパーズを購入する。

そして日々の仕事をこなしながらも、色々な性癖のある人間と出会う。


そしてある客との出会いでサキと出会う。

サキはアイを自宅に迎え入れて、麻薬に溺れてはいるがサキ自身の思想をアイに話す。
アイは過去の恋人の思いをサキに話す。
別れ際にサキにもらった勇気の出る薬という錠剤を貰う。

そして、ある日勇気の出る薬を服用し、今は妻子のある別れた恋人に会いに行く。

電車とバスを乗り継いで目的地につく。
バスを降りた後にふらついているのは、出発前に服用した勇気の出る薬が幻覚作用のある薬だという事を示唆しており、
また、道を尋ねている時に、この辺りには港があるのですか。汽笛が聞こえます。というと、
酔っ払っているのかと言われているので、何かしらのあまりよくない作用のある薬という事になるのだろう。

歩き方もおぼつかないまま恋人宅へ向かう途中に公園で休んでいると、女性に話しかけれらる。

 

そして、再び歩きだして恋人宅へ到着するも留守。そして梯子を使って侵入しようとするも落ちて怪我をする。
警察沙汰になっている所に来る途中で公園で出会った女性に助けられる。

「その人は私の友人です。手を放しなさい。」
これだけで警察が手を離すのは映画ならではの展開ではあるが、台詞としてはカッコイイと思う。

夜の公園にシーンが移り、何かしらがかかれた紙をとりだし破く。
幻覚である物も同時に見ているが、助けてもらった女性の歌声を聴き泣く。

この泣いているシーンから、トパーズを見つめているシーンに変わり、鏡で自分自身を見つめて気持ちを入れ替えたかのように歩き出しエンディング。

 

スポットがSM嬢の設定となってはいるが、これは自分自身も含めて色々な人に当てはまる事だと思っている。
それは変わりたいと誰しもが思い、試行錯誤をして生きているからである。
テーマとしては良くあるが、見せ方としてはやはり村上龍さん節のソレである。

ただ、この映画全体としては、正直な所いまいちである。
加納典明さんが出ている部分では良くかなり期待が出来るが進むにつれてどんどんつまらなくなってくる。
もちろん、小説がありきで生まれた映画ではあるが2時間の尺を使っているにも関わらず、いたずらに単調で飽きてしまう感がある。

個人的な感想点数としては30点と辛辣にしたい。一度見て十分な映画である。
プラスなポイントとしては、細かくは言わないが新しく作る映画ではなかなか描写する事が許可されないような描写がある点だろうか。

村上龍さんの作品は20年ぐらい前に結構読んだりしたものだが、精神的に幼い自分にはわかりにくい部分(わからなかった)も多かったと思う。
今の自分でもう一度、小説のトパーズや他の村上龍作品と向き合うとどう感じるのか。と、再度読みたい気持ちになったきっかけにもなったので、この映画をレンタルして良かったと思う。

斯くして、デカダンスに生きるのも、モラルに生きるのも、千里の道も一歩から。

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